GA4で、URLに付与したキャンペーンパラメータ「utm_campaign」のアクセスデータを確認する方法を解説します。
合わせて、「utm_campaignとは何か?」「utm_campaignを計測する方法」についてもご紹介します。
utm_campaignの確認方法
- STEP1「レポート」>「集客」>「トラフィック獲得」を選択
- STEP2「セッションのデフォルトチャネルグループ」の右にある「▼」をクリック
- STEP3選択肢から「セッションのキャンペーン」を選択
以上で、計測できたutm_campaignごとのユーザー数やセッション数を確認することができます。
もし、計測していたと思っていたのにここに表示されてない場合はURLにうまくパラメータが付与できていない可能性があります。
utm_campaignとは?
UTMキャンペーンは、マーケティング活動や広告キャンペーンなどのトラフィックソースを追跡するための仕組みです。
UTMパラメーターをURLに追加することで、Googleアナリティクスがそれぞれのトラフィックソースを識別し、正確なデータを取得できます。
主なパラメーターには、utm_source(トラフィックの参照元)、utm_medium(トラフィックのメディア)、utm_campaign(キャンペーン名)などがあります。
その中において、utm_campaignはプロモーションキャンペーンを識別するためのパラメータです。
utm_campaignを活用することで、異なる広告チャネルやキャンペーンタイプの成果を比較しやすくなります。また、特定のキャンペーンがどれだけのトラフィックやコンバージョンをもたらしたかを正確に把握することが可能です。
例えば、次のようなプロモーションの際にutm_campaignを使用するとよいでしょう。
- 一定期間の割引キャンペーン
- 無料トライアルキャンペーン
- 同様のキャンペーンに対して◯回目かを計測したい時
utm_campaignを計測することで、どのキャンペーンが最も効果的であるかを特定し、マーケティング戦略の最適化に役立ちます。
utm_campaignの計測方法
GA4でutm_campaignからのアクセスデータを確認するには、事前にutm_campaignを計測しておく必要があります。
utm_campaignは、計測したいURLに次のように付与することで計測できます。
https://sassy-marketing.com/?utm_campaign=2024_sale
詳しく解説すると以下のような手順になります。
- 自社サイトで計測したいページのURLを用意
- 1のURLの後ろに「?」(半角のハテナマーク)を記述
- 続けて「utm_campaign=」を記述
- 「=」の後に半角英数字で任意のキャンペーン文字列を記述
任意のキャンペーン文字列ですが、日本語表記ではなく半角英数字のみを使用することをおすすめします。日本語を使用すると、GA4で表示されるURLが別の文字列に変換(デコード)されてしまいます。
また、旧GA(UA:ユニバーサルアナリティクス)でURLパラメータを設定する場合は、少なくとも utm_source と utm_medium を追加する必要がありましたが、GA4になってからはutm_campaign単体でも使用することが可能になりました。
パラメータについてさらに詳しく知りたい方はGoogle公式ヘルプページも参照してください。
まとめ
Googleアナリティクス4で utm_campaign のデータを確認する方法や計測方法を紹介しました。
正確なデータを収集してキャンペーンの効果を追跡することは、マーケティング戦略の成功に不可欠です。
ぜひご紹介した手順を参考に、効果的なマーケティングキャンペーンを展開してください。